電子帳簿保存法では、規定の条件に当てはまるメールは保存するように定められています。本記事では、保存する必要のあるメールや、保存方法について解説します。
電子帳簿保存法で保存が義務付けられているメールは、「取引情報が記載されているメール」です。具体的には、以下の情報が挙げられます。
上記の内容を含め、これらに関する情報が記載されているメールは、電子帳簿保存法の保存対象です。電子メールを保存する際には、「真実性の要件」と「可視性の要件」を満たす必要があります。
真実性の要件とは、メールに記載又は添付された取引情報が改ざんされていないことを証明するものです。以下の4つの項目の中で、ひとつ以上を満たす必要があります。
タイムスタンプが付与された取引情報を受領する
受領後は速やかにタイムスタンプを付与する
訂正や削除を確認できる、または訂正や削除ができないシステムで取引情報の受領及び保存を行う
訂正や削除を防ぐための事務処理規定を定めて備え付け、それに沿った運用を行う
1の場合、送信者が電子取引にタイムスタンプを付与する必要があります。とはいえ、すべての取引情報にタイムスタンプを付与することは難しいため、2もしくは4の保存要件を満たすのがスムーズです。
また、1〜3においては電子帳簿保存法に対応したシステムを使用することでも対応できます。
可視性の確保は、保存した電子データを必要に応じて取り出し、閲覧できるようにするための要件です。3つの要件が定められており、そのすべてを満たす必要があります。
ただし、税務調査などの際に電子取引データのダウンロードやプリントアウトなどによってデータを提示できるようにしておけば、保存要件を満たさなくてもよい「猶予措置」という制度があります。
しかし、要件を満たす必要はなくても、データの保存自体は必要です。
電子帳簿保存法に基づいた保存要件を満たした上でメールを保存する方法としては、以下が挙げられます。
そのほか、クラウドサービスを利用して保存する方法もあります。自社の運用や予算を考慮した上で検討するとよいでしょう。
電子データをはじめ、電子帳簿保存法に則ってメールを保存する場合は、保存要件を満たした方法で保存しましょう。
以下のホームページでは、経費精算システムに関する情報を発信しています。電子帳簿保存法に対応したシステムもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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複雑な社内承認フローにも 楽楽精算 (https://www.rakurakuseisan.jp/) |
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規模 | 50~500人程度の中小企業 | 50~500人程度の中小企業 | 50~500人程度の中小企業 | ~50人程度の小規模事業者 |
費用 | 初期費用0円 月額費用31,900円~(税込み) |
初期費用 110,000円 月額非地用 33,000円~(税込み) |
初期費用330,000円 月額費用33,000円~(税込み) |
初期費用0円 月額費用3,278円 *1ユーザー550円(税込み) |
サポート体制 | 〇※導入前も導入後も専任の担当者がつき、相談可能 | △※導入前のみ専任の担当者が対応 | △※導入前のみ専任の担当者が対応 | △※メールまたはチャットでのサポート |
対応コーポレートカード | VISA、Mastercard、AmericanExpress、 ダイナーズクラブ、JCB |
VISA、Mastercard、JCB | VISA ※使用はエンタープライズプラン(月額100,000円~)から。 |
VISA、Mastercard、AmericanExpress、 JCB ※ただし、最安プランには含まれず。 |
多言語・他通貨の使用可否 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
キャッシュレス決済 | PayPay、GO BUSINESS、S.RIDE®、 Uber(タクシー配車および支払) |
× | × | au Pay、d払い、LINE払い |
経費精算以外のシステム | 経費の事前申請:対応可 稟議申請機能:対応不可 |
汎用ワークフロー機能あり | 稟議や押印申請などの 社内申請をシステム上で電子化可能 |
「出張申請」、「購買申請」など 汎用的なワークフローとして利用可能 |
公式サイト |
【サイトに掲載する経費精算について】
2022年5月20日時点、Googleで「経費精算システム」と検索し、検索結果5ページまでに表示された、上位27システムをこのサイトに掲載しています。各社公式サイト掲載されている情報を元に、調査しています。
【4システムの選定理由】
システムのシェアや導入実績を鑑みた上で、代表的と言える4システムを選定しました。
・Concur Expense…株式会社アイ・ティ・アール(以下 ITR)が発行する市場調査レポート「ITR Market
View:予算・経費・サブスクリプション管理市場2022」において、国内経費精算市場におけるベンダー別売上金額シェアで2014年度より8年連続No.1/参考元:コンカー公式HP(https://www.concur.co.jp/newsroom/article/pr-itr-2022)
・楽楽清算…株式会社アイ・ティ・アール(以下、ITR)が発行する市場調査レポート「ITR Market
View:予算・経費・就業管理市場2020」内の、SaaS型経費精算市場の累計導入社数ランキングにて2014年度より6年連続No.1/参考元:ラクス公式HP(https://www.rakus.co.jp/news/2020/0709.html)
・TOKIUM経費精算…アイティクラウド株式会社が提供するビジネス向けIT製品・クラウドサービスのレビュープラットフォーム「ITreview」における「ITreview Grid Award 2021
Fall」経費精算カテゴリ内で「High
Performer」を受賞/参考元:TOKIUM公式HP(https://www.keihi.com/company/2021-1026/#:~:text=プレスリリース-,経費精算システム「TOKIUM経費精算」が顧客高満足,ITreview%20Grid%20Award%202021%20Fall」)
・マネーフォワード経費…アイティクラウド株式会社主催「ITreview Grid Award
2019」より9期連続で「Leader」を受賞/参考元:マネーフォワード公式HP(https://corp.moneyforward.com/news/release/service/20191101-mf-press/)