クレジットカードやプリペイドカードと連携している経費精算システムを導入すれば、利用明細から自動的に経費申請が可能となります。
クレジットカード(法人カード)は、企業の規模によって、「ビジネスカード」と「コーポレートカード」に分けられます。プリペイドカードは、カード1枚ずつにチャージ金額を設定できる点が特徴です。そのほかに、BtoB領域で利用されている、パーチェシングカードなどもあります。
法人クレジットカードを使用して交通費や旅費を精算すれば、利用明細から経費精算システムに自動入力してくれるため、申請者の業務を減らすことができます。
利用明細の他に、利用した空港や搭乗区間、便名などの情報も履歴として残ります。さらに、マイルを貯められるカードもあるため、貯まったマイルを次の出張時に使えるでしょう。
法人クレジットカードを導入していない企業の場合、スタッフが現地で決済して事後精算をしていることでしょう。しかし、領収書が日本の形式では受け取れないときがあり、レートは日々変動するため経費の計算が複雑になる傾向です。
法人クレジットカードを導入すれば、スタッフが立て替える必要がなくなります。
今までは、高速道路代の経費申請は領収書を発行や、経路の説明などが必要でした。しかし、ETC機能が搭載されている法人クレジットカードを導入すれば、高速道路代や経路が自動入力されるようになります。
申請者の負担を減らせることに加えて、経費の水増しなど不正利用を防げるでしょう。
法人クレジットカードを導入すれば、仮払いやスタッフによる費用の立て替えが不要となるため、大金を持ち歩かずに済むでしょう。さらに、自動入力機能によって、入力ミスや申請忘れの防止に役立ちます。
クレジットカード(ビジネスカード・コーポレートカード)とプリペイドカードは、出張費や交際費など業務上必要だった経費に使用します。
一方、パーチェシングカードは、オフィスの賃料や仕入れ費用などに使われるカードで用途が異なります。
当社は、アジア圏を中心に海外にも拠点を置いており、国内・国外ともに問題なく使えるカードを検討していました。今までは、スタッフのカードを使って現地で決済し、日本に帰ってきてから経費精算していましたが、レート変動の影響を受けるためチェックをするのが大変でした。
システム導入後は、スタッフは経費を一時的に負担する必要がなくなり、交通費・飲食代入力の手間が無くなりました。さらに、経理部のチェックも簡単になったため、人件費削減につながっていると考えています。
約4,000人の営業スタッフを抱えていますが、社用車を使って営業しているため、ETC利用の管理と経費削減が課題でした。会社が発給するETCカードを導入すれば、コスト削減や高速道路代が適切に使われているかのチェックが容易になるため導入を決めました。
その結果、高速道路代の申請業務削減によって営業スタッフの業務効率が向上し、ETCの履歴によって不正利用防止の意識が高まりました。
当社のビジネスモデルに合わせた清算方法として、BtoB決済でよく使われているパーチェシングカードを導入。パーチェシングカードの場合は、担当者名ではなく会社や部署名でカードを作成するため、担当者が変わってもそのまま使えます。さらに、利用先を限定できるため、不正利用も防げる点も魅力でした。
会計システムと連携が可能なので、利用明細をそのまま自動入力することができて、経理の負担を減らすこともできました。
交通・出張費の申請業務が削減でき、不正利用も防止できるクレジットカード・プリペイドカード連携機能。クレジットカードやプリペイドカードの種類によって、利用限度額やポイント還元率が違います。さらに、導入を予定している経費精算システムと、クレジットカード・プリペイドカードが連携しているかしっかりと確認しましょう。経費精算システムの比較・検討は、以下のページを参考にしてください。
面倒な出張手配・精算が Concur Expense ![]() (https://www.concur.co.jp/perfect-expense) |
複雑な社内承認フローにも 楽楽精算 ![]() (https://www.rakurakuseisan.jp/) |
原本を預けられるから TOKIUM ![]() (https://www.keihi.com/expense/) |
無料トライアルがあるから マネーフォワード ![]() (https://biz.moneyforward.com/expense/) |
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規模 | 50~500人程度の中小企業 | 50~500人程度の中小企業 | 50~500人程度の中小企業 | ~50人程度の小規模事業者 |
費用 | 初期費用0円 月額費用31,900円~(税込み) |
初期費用 110,000円 月額非地用 33,000円~(税込み) |
初期費用330,000円 月額費用33,000円~(税込み) |
初期費用0円 月額費用3,278円 *1ユーザー550円(税込み) |
サポート体制 | 〇※導入前も導入後も専任の担当者がつき、相談可能 | △※導入前のみ専任の担当者が対応 | △※導入前のみ専任の担当者が対応 | △※メールまたはチャットでのサポート |
対応コーポレートカード | VISA、Mastercard、AmericanExpress、 ダイナーズクラブ、JCB |
VISA、Mastercard、JCB | VISA ※使用はエンタープライズプラン(月額100,000円~)から。 |
VISA、Mastercard、AmericanExpress、 JCB ※ただし、最安プランには含まれず。 |
多言語・他通貨の使用可否 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
キャッシュレス決済 | PayPay、GO BUSINESS、S.RIDE®、 Uber(タクシー配車および支払) |
× | × | au Pay、d払い、LINE払い |
経費精算以外のシステム | 経費の事前申請:対応可 稟議申請機能:対応不可 |
汎用ワークフロー機能あり | 稟議や押印申請などの 社内申請をシステム上で電子化可能 |
「出張申請」、「購買申請」など 汎用的なワークフローとして利用可能 |
公式サイト |
【サイトに掲載する経費精算について】
2022年5月20日時点、Googleで「経費精算システム」と検索し、検索結果5ページまでに表示された、上位27システムをこのサイトに掲載しています。各社公式サイト掲載されている情報を元に、調査しています。
【4システムの選定理由】
システムのシェアや導入実績を鑑みた上で、代表的と言える4システムを選定しました。
・Concur Expense…株式会社アイ・ティ・アール(以下 ITR)が発行する市場調査レポート「ITR Market
View:予算・経費・サブスクリプション管理市場2022」において、国内経費精算市場におけるベンダー別売上金額シェアで2014年度より8年連続No.1/参考元:コンカー公式HP(https://www.concur.co.jp/newsroom/article/pr-itr-2022)
・楽楽清算…株式会社アイ・ティ・アール(以下、ITR)が発行する市場調査レポート「ITR Market
View:予算・経費・就業管理市場2020」内の、SaaS型経費精算市場の累計導入社数ランキングにて2014年度より6年連続No.1/参考元:ラクス公式HP(https://www.rakus.co.jp/news/2020/0709.html)
・TOKIUM経費精算…アイティクラウド株式会社が提供するビジネス向けIT製品・クラウドサービスのレビュープラットフォーム「ITreview」における「ITreview Grid Award 2021
Fall」経費精算カテゴリ内で「High
Performer」を受賞/参考元:TOKIUM公式HP(https://www.keihi.com/company/2021-1026/#:~:text=プレスリリース-,経費精算システム「TOKIUM経費精算」が顧客高満足,ITreview%20Grid%20Award%202021%20Fall」)
・マネーフォワード経費…アイティクラウド株式会社主催「ITreview Grid Award
2019」より9期連続で「Leader」を受賞/参考元:マネーフォワード公式HP(https://corp.moneyforward.com/news/release/service/20191101-mf-press/)